「おっはよー。美保」「おはよー」  いつものように教室に入ると、すぐに明るい声が飛んできました。やっぱり、貴奈ちゃんだ。「今日はプールの日だね。楽しみー」貴奈ちゃんは水泳がとても得意。私なんか全然比にならないほどなんです。だから今日も水泳の授業とあって、朝からとっても楽しそうな貴奈ちゃん。でも、私はそんな楽しそうな貴奈ちゃんを見てるだけでも、水泳の不得意さの憂鬱も吹き飛んじゃうほど楽しいんです。それも普通の楽しさじゃなくて、体中が疼くほど。。これってヘンですよね??  女の子にときめいちゃう、こんな自分の気持ちに気付いたのは、中学1年の夏休み。私は陸上部に入っていて、夏休みに中学校の陸上市内大会があって初めて出場しました。もちろん、中学から陸上を始めた私なんか他の人たちのように体力も無いし、ほんと出場しただけのような大会。でも、同じ陸上部で同級生の由衣ちゃんは100m走の部で市内4位に入ったんです。4位入賞が決まったとき、思わず飛び上がっておめでとー! って叫びました。遠くにいた由衣ちゃんにも聞こえたみたいで、すぐ手を振って応えてくれました。背の高い由衣ちゃんは走り終えて涼しげな顔をしてとてもカッコよく、シビれちゃった。とっっってもカッコいいコが、私に手を振ってくれてるんだもん…。嬉しかった。  家に帰ってすぐ、オナニーしちゃった。当然、由衣ちゃんを思い浮かべて…。妄想の中で、私は由衣ちゃんを裸にして抱き合ってた。由衣ちゃんの引き締まった腹筋に口づけするの。そう考えただけでもう私、堪らなかった。  初めは何も考えずにそんなことやってたんですけど、何回か繰り返していくうちに、私やっぱりおかしいのかなぁ、なんて思うようになったんです。普通の女のコなら、こんなことしませんよね。それで不安になって。でもやっぱり、由衣ちゃんをじっと見ていると体中が疼いてくるんです。自分でも、どうしようもないこの気持ち。持て余してても、それがまた気持ちよかった。  由衣ちゃんを夜毎犯す日々が半年ほど続きました。もう腹筋に接吻だけじゃ満足できなくて、現実にできそうもないコトとか由衣ちゃんとしたりして。でも、いくら気分が高揚しても、現実で由衣ちゃんを誘う事はありませんでした。自分でも、何か越えてはならない一線というのを持っていて、それは守っていたんです。笑っちゃいますよね、妄想であんな過激なのに。  由衣ちゃんは結局、中学2年の進級時に転校しちゃいました。みんなでお別れ会を開いて、由衣ちゃんとのお別れを悲しんだんですが、私の妄想の中で由衣ちゃんはもう出てきませんでした。由衣ちゃんは連絡先も告げずに転校していったので、これからももう二度と会うことはありません。現実での由衣ちゃんとの情事も二度とないでしょう。  私の心の寂しさと対照的に、体は熱い何かを求めつづけていたんです。まるで由衣ちゃんとの別れなんか無かったように、すぐに妄想の中での活動は再開しました。毎晩、誰か女のコを思い浮かべては脱がせ、私の好きなようにする。快感っ。でも、由衣ちゃんのときと同様に現実では何の気も出しませんでした。  3年生に進級して現在まで、もっぱら貴奈ちゃんが私のドレイ。健康そのものの身体で、私を魅惑する。別に魅惑させようとしてるんじゃないんだろうけど。ほんと、毎日充実してるんです。 「美保、水着に着替えよっ」来たかっ。私は今年初めての水泳の授業に内心ソワソワしていました。だって、想像するより他に無かった曖昧な健康体がより現実に近づくんだもん。で、ついに今がその時。しっかりと目に焼き付けなくては。更衣室に向かう途中、私は貴奈ちゃんの横を歩いて、色々想像してました。すぐ隣のコがこんなこと思ってるなんて、貴奈ちゃんには想像もつかないだろうなぁ。ゴメンねっ、貴奈ちゃん。  更衣室は誰もいませんでした。私たちが早く着いたからです。私が願うのは、私と貴奈ちゃん以外更衣室に入ってこないことですが、そんなの無理ですよね。案の定、すぐ後に別の女の子が入ってきました。貴奈ちゃんは既に制服を脱いでいて、上は薄着と下は下着になっていました。私はそれからの様子を横目で見ていました。スルスルと降りていく布切れの下に、鈍く光る黒いものが見えます。私は興奮してきました。思わず自宅でやっているのと同様にクリトリスを刺激させたくなっちゃいました。でも我慢です。貴奈ちゃんは構わず、スクール水着を下半身部まではきました。する次に上の薄着を脱ぎ、ブラジャーも取りました。そこには筋肉質な割に大きめな乳房がなっています。横からのぞく小さめな乳首も私を心躍らせました。と思っていると、乳房は水着に覆われました。そうだ、私も着替えよっと。  汚い男子の股間になど興味は無い。プールサイドでは男子と女子が対岸に配置されていて、周りの女子にはたまに興奮しているのがいるんです。「見て見て、あいつ、でっかー」私に言わせれば、下品極まりないんですけどね。まあ私も私で周りの女子の身体を観察しちゃったりして。私は一刻も早く貴奈ちゃんの泳ぎを見たくて堪りません。妄想の中で、貴奈ちゃんは裸で泳ぎます。そう、貴奈ちゃんは世界一素敵な人魚なんです。  貴奈ちゃんの泳ぎは優雅でした。楽しそうに泳ぐ姿には、誰でも好意を抱くと思う。そして、競技の上でもなかなかな力を持っています。授業中行われた50m競泳では、学年中10位以内には入っていました。ほんと、カッコいい。と同時に、身体はこれまでに無いほど疼いていて堪りませんでした。今すぐに、身体のどこかが爆発してしまいそうなくらい…。  その日の放課後、私と貴奈ちゃんは掃除当番で残る事になりました。塩素臭い髪の毛を掻き揚げて、私と貴奈ちゃんはほうきで教室を掃きあげます。「貴奈ちゃん、今日の泳ぎカッコよかったよー」私は何気なく言ってみました。「そぉ? 照れるよお」貴奈ちゃんは少しはにかんだ様子で答えました。その表情も、私の身体を疼かせます。ああぁ。私はどうしようもない感覚に囚われました。思えば掃除当番はこの二人だけ、教室には他の誰もいない…。息遣いも荒くなってきて、その時、私の中の悪魔が囁いたんです。  …今しかない。  その通りに、現実で淫らになるには絶好の機会。雪崩のように、私の心は悪魔の声へと傾いちゃいました。このとき、これまで守られていたはずの一線が失われました。 「ねえ、貴奈ちゃん」心の高揚を抑えながら、低い声で私は言いました。「ん? なに?」「私と、いいコト…しない?」私は教室の前後のドアを閉めながら言います。貴奈ちゃんは不審がっています。ついに私の素性が現実で曝されちゃいました。「いいコトって…なに?」私はほうきを投げ棄て、制服を脱ぎ始めます。「…どうしたの? 美保ちゃん」明らかに私の異常な様子に気がついた貴奈ちゃん。でも、もう遅いよっ!  全裸になった私を見て、貴奈ちゃんは唖然としています。当然だよね。私はゆっくりと貴奈ちゃんに近づいたんですが、動揺しているのか貴奈ちゃんは身動き一つしません。私はたやすく貴奈ちゃんを抱き寄せることができました。夢みたい…。「…美保…ちゃん?」貴奈ちゃんの持っているほうきを取り棄て、私は彼女の頬にキスしちゃいました。初めてのキスは、女のコとっ。「いや…やめて美保ちゃん…」貴奈ちゃんは私を離そうとしましたが、不可能なこと。私はそのまま、貴奈ちゃんの口の中へ自分の舌を入れました。「…みほ…ちゃ…んぐ」貴奈ちゃんの口は完全に私のものになりました。舌を動かしてやると、貴奈ちゃんの顔が歪みます。貴奈ちゃんの舌は拒んでました。かわいそうな貴奈ちゃん…。こんなことされるの、男のコとでも無いんだろうな。ましてや女のコとなんて。でも今はカンケー無いよん。  私が妄想の世界でやっているのと同様、今度は貴奈ちゃんの服を脱がします。嫌がる貴奈ちゃんを、制服を剥ぎ取って無理やり裸にします。綺麗な健康体が、純粋さを保ったまま目の前にありました。純粋さはいつかは失われるもの。変態男なんかに奪われないようにしなくちゃ。私が貴奈ちゃんの純粋をいただいてもいいよねっ。早速、新鮮な乳房を後ろから揉みほぐしてあげました。うん、柔らかいおっぱい。「や…やめてよッ…っあ…」こんなこと言ってるケド、すっかり感じじゃってるんじゃない。証拠に乳首がこんなに硬くなってるよ、貴奈ちゃん。ノってきたのかなぁあ?  そんな予想を明確にするように、貴奈ちゃんのアソコは濡れてました。やっぱり、本能は嘘をつけないのね。「…そこ…っあ……やめて…」ホントはじっくりしてもらいたいんでしょぉ? 貴奈ちゃんの脚を開くと、たくましい割れ目が私を誘うように入り口をのぞかせていました。私は顔を貴奈ちゃんの脚元へうずめ、優しく舐めてあげます。「あぁぁぁぁあ・・・あぁぁ……」掠れそうな声で、貴奈ちゃんは喘いでます。私はあふれ出てくるものをじゅるじゅるとすすってあげました。酸っぱくてまずかったけれど、堪らなかった。