◎ウェンディゴ ・ウェンディゴとは? ウェンディゴ、それは「強い意思が造り出す像が伴う超能力」。 いつ発見され誰が名付けたかは不明だが、北米のインディアンたちの間で語り継がれた邪悪な精霊の名を冠するソレは なんらかの獣をかたどった白いヒトやモノの形になって発現することから名付けられた。 そしてこのウェンディゴを発現させ、己の意思を持って操る者を「ウェンディゴ憑き」と呼ぶ。 ウェンディゴを発現させる条件は1つ、「白霊(びゃくれい)」と呼ばれる物質の欠片を身体に埋め込む事のみ。 埋め込まれた直後、激しい痛みが全身に走ると同時に、体内に埋め込まれた白霊が肉体と同化が始まる。 1時間その痛みに耐えれば同化は完了、白霊のエネルギーと埋め込んだ者の意思が混ざり合い、ウェンディゴが生まれる。 ・ウェンディゴのルール 1.基本的にウェンディゴのビジョンは一般人には見えず、ウェンディゴ憑きと、  ウェンディゴ憑きに殺意・敵意を向けられた者にのみ見える。 2.ウェンディゴに触れる(=ダメージを与える)ことができるのはウェンディゴとウェンディゴ憑き、  そしてウェンディゴ憑きが標的・敵対者とみなした者のみ。 3.ウェンディゴとウェンディゴ憑きは一心同体、  基本的にウェンディゴは本体の意思によって動く(例外:オートノミータイプ)。 4.五感も共有しているゆえに基本的にウェンディゴがダメージを負えば本体である  ウェンティゴ憑きも傷つき、本体が死ぬか気絶すればウェンディゴも消える。 5.ダメージのフィードバックには条件があり、ウェンディゴ自体が明らかに傷ついたり  形状が変わる程のダメージを負わない限りは本体にダメージは入らない(例外あり、後述)。 6.ウェンディゴは定期的に生き物の肉を食べねばならない(本体が摂取しても可)。 7.ルール6が満たされなかった場合、ウェンディゴは暴走してウェンディゴ憑きを食らい、モンスターとして実体化する。 ・ウェンディゴのタイプ ウェンディゴは大まかに分けて3つのタイプに分類される。 A.タンデムタイプ 実体あるビジョンがウェンディゴ憑きの意思をトレースして自在に、かつ精密に動くタイプ。 ゆえに常に本体と一緒に行動することになり、本体との距離が近ければ近い程パワーを発揮する。 バラエティに富んでおり、ほとんどのウェンディゴ憑きが高確率で発現させるタイプである。 B.イクイップタイプ 武器や防具、衣服などの形状で発現したウェンディゴを、本体が装備して自ら戦うタイプ。 このタイプのみダメージのフィードバックの条件がやや特殊であり、完全破壊以外では本体にダメージが入らない。 武装する関係上本体にも相応の運動能力や負傷の覚悟が求められ、使い手の性質が最も顕著に表れるタイプと言える。 C.オートノミータイプ 本体の意思による制御を全く受け付けず、一定の規則や条件によって行動する自我を持ったタイプ。 行動原理は本体の深層心理にある欲求や衝動を大元としており、それが完了するまで決して止まらない。 発現させた者は少なく扱いづらいが、有している能力は非常に強力なタイプでもある。 ・ウェンディゴ憑きを作りたい方へ ウェンディゴ憑きのキャラを作りたい場合は、必ず以下の条件を守ってくださいw ・ウェンディゴのデザイン・形状は自由だが、かならず何かしらの動物の意匠や要素を入れる事(微生物や菌以外ならなんでもいい) ・ウェンディゴのカラーリングは白一色で統一する事 ・本体の種族は人間以外のモノでもいいが、明確に『生物』とわかるモノである事(不死者、ロボはダメ) ・本体もウェンディゴも極端に強くしすぎない事 ・作ったらしっかりロールプレイして楽しむ事(笑) これらを守っていただければ幸いですw